今回は、昔からあるけどこの商品って実際どうなのΣ(゚Д゚)!?という疑問を解決しようということで...「キンカン」と「オロナインH軟膏」を解説します
まず初めに、虫刺されと言えば「キンカン」と言うのがド定番っだったのは今は昔...現在は抗ヒスタミン成分やステロイド成分配合のものが主流となっています
金冠堂㈱HPより引用(キンカン)
では、キンカンには何が入っているの?ですが
塗った時のツーンっとした臭いで分かると思いますがアンモニア水が大半を占めています
効能を見てみると「虫刺され、かゆみ、肩こり、腰痛、打撲、捻挫」とあります
何故全く関係性のない虫刺されと肩こりや腰痛などが効能に並んでいるのかと疑問に思ったことはありませんか?
キンカンのHPには特徴として「すばやく患部の熱を奪い去り、皮ふの知覚マヒや血行促進等により、鎮痛・鎮痒・消炎作用を示し、虫さされ、かゆみ、肩こり、腰痛、打撲、捻挫に対して優れた効果を発揮します」と書かれています
患部の熱を奪い去り
➡ アンモニア・メントール・カンフルの気化
血行促進
➡ トウガラシチンキ・メントール・カンフルの熱感・冷感刺激
消炎作用
➡ サリチル酸の抗炎症作用
それぞれの成分を特徴に書かれている分に当てはめるとこんな感じになります
こうやって当てはめると幅広い効能に納得出来なくもないです
アンモニア水が何故虫刺されに効くと言われているかですが、これまた諸説あり
● アンモニアには毒液中の酸の中和や蛋白成分を分解する働きがある
● アンモニアによる局所刺激で痒みなどの伝達を抑制する
この2つが今のところ有力ですが、金冠堂㈱さんは後者と考えていると言うことです
因みに、前者はアンモニア水が効果を発揮できる毒はアリの毒素(蟻酸)に対してだけと現在は考えられており、ハチなどの毒を中和したり蛋白を変性させる力はないとされています
更に言えば、アンモニアは皮膚に吸収されにくく、仮にハチの毒素に効果があったとしても毒針によって注入された毒素まで到達しにくいという欠点があります
昔はハチに刺されたら消毒と抗炎症のためにおしっこをかけると良いと言われていましたが100%都市伝説です(さすがに現在やっている人はいないですよね(;´・ω・))
※排出されたばかりの尿の中にはアンモニアは含まれておらず細菌感染の危険性もあります
虫刺されの効能のある医療用アンモニア水の注意書きには「刺激作用を有するので、長期間又は同一部位に反復しないこと」と書かれています
(虫刺されに使用する場合は原液を5~10倍に希釈します)
反復しないことと書かれているにも関わらず、キンカンのHPには「乾かしては塗り、乾かしては塗って下さい」これを1日に5~6回繰り返してくださいと書かれています
何と医療用とOTC医薬品が全く逆のことを言っていますΣ(・ω・ノ)ノ!
このことについて金冠堂㈱さんに追及したところ
キンカンは溶剤にアルコールを使用し、気化しやすい設計となっているため、アンモニアが皮膚上に留まる時間が短くなるようになっています
よって、通常の使用に置いて、接触性皮膚炎が起こる可能性は低くなっています
とのことでした
可能性が低いということは、0ではないということなので皮膚が敏感な人やむやみやたらにつけまくるという人は注意した方が良さそうです
雑学ですが、実はキンカンには現在ある効能の他に「火傷・神経痛・リウマチ・しもやけ・皮膚炎(水虫・いんきん・あせもなど)・切り傷」と言うものがありました
昔は今よりも万能薬だったみたいですが、効能の再評価で現在のものになったみたいです
そりゃ刺激性のものを水虫・いんきん・あせも・切り傷なんかに塗れば絶叫もの間違いなしです( ̄д ̄)
掻きむしりによる二次被害を防ぐためにも、現在はステロイド成分が主流ですが実は金冠堂㈱さんからもステロイド配合のものが発売されています
金冠堂㈱HPより引用(キンカンピラック)
キンカンと同じく昔からある万能薬なのが「オロナイン」です
大塚製薬㈱HPより引用(オロナインH軟膏)
配合成分は至ってシンプルで
クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%):10mg
効能を見る限りでは「皮膚の症状なら虫刺され以外何でも来い!」です
水虫・たむし・いんきん・しらくもは白癬菌が原因で起こる症状ですが、本当に白癬菌に対して抗菌効果があるのでしょうか?
そのことを検証するのに一番分かりやすい例が「メモA」と言う商品です
エスエス製薬㈱HPより引用(メモA)
実は、オロナインH軟膏に他成分を配合したメモAには白癬菌に対する効能効果が認められていません
(キズ薬として出したかったから敢えて承認を取らなかった可能性もアリ)
何故このような不可解なことが起こったかは定かではありませんが
「オロナインH軟膏」が発売された当初(1953年)はまだ白癬菌に対して現在ほど特効薬もなく、クロルヘキシジングルコン酸でも白癬菌の効能として謳って良いですよくらいのノリだったのかもしれません
もしかしたら「オロナインH軟膏」を新規で再申請した場合、白癬菌に対する効能効果が認められずに効能から消えることもありえます
㊟OTC医薬品の申請は配合成分を大きく変更したり副作用などで見直されない限り、一度でも過去に承認されるとなかなか変わらないと言う裏の一面があります
ちなみに医療用医薬品であるクロルヘキシジングルコン酸塩液剤である「5%ヒビテン液」の添付文書には「真菌類の多くに抗菌力を示すが、全体的に細菌類よりも抗菌力は弱い」と書かれています
一応白癬菌に対する抗菌力はあるということなので、オロナインH軟膏を信じるかメモAを信じるかは使う人次第です
㊟オロナインH軟膏以外にもクロルヘキシジングルコン酸を含む商品で効能に水虫があるものがありますが、あくまでも補助的に入っているのであって主力になる抗菌成分は他に配合されています
クロルヘキシジンで水虫が治ったとしても、深部の白癬菌までは殺菌する力が頼りないので見た目が治ったからと言って油断は禁物です
水虫を本当に治したいと思うならしっかりとした抗菌力のある第三世代抗真菌薬配合のものを塗ることをオススメします
キンカンもオロナインH軟膏も今も昔も変わらず需要があることは確かなので効く人には効くと言う結論です(成分として効く効かないは別として)
現に、「キンカンしか効かない」「オロナインしか効かない」と指名買いする人も少なくないです(。-`ω-)
持病をお持ちの方・併用薬のある方・妊娠又は授乳中の方・過去にアレルギーを起こしたことのある方はOTC医薬品購入前に担当医師又は薬剤師にご相談下さい
記事が役に立ったと思ったらブログランキングのバーナー(右側)をクリック ➡
読み逃げなんて寂しいことしちゃダメですよ<(`^´)>
拍手ページからご質問を頂いても回答が出来ませんΣ(゚Д゚)!
まず初めに、虫刺されと言えば「キンカン」と言うのがド定番っだったのは今は昔...現在は抗ヒスタミン成分やステロイド成分配合のものが主流となっています
金冠堂㈱HPより引用(キンカン)
では、キンカンには何が入っているの?ですが
アンモニア水 | 21.30ml |
ℓ-メントール | 1.97g |
d-カンフル | 2.41g |
サリチル酸 | 0.57g |
トウガラシチンキ | 0.35ml |
塗った時のツーンっとした臭いで分かると思いますがアンモニア水が大半を占めています
効能を見てみると「虫刺され、かゆみ、肩こり、腰痛、打撲、捻挫」とあります
何故全く関係性のない虫刺されと肩こりや腰痛などが効能に並んでいるのかと疑問に思ったことはありませんか?
キンカンのHPには特徴として「すばやく患部の熱を奪い去り、皮ふの知覚マヒや血行促進等により、鎮痛・鎮痒・消炎作用を示し、虫さされ、かゆみ、肩こり、腰痛、打撲、捻挫に対して優れた効果を発揮します」と書かれています
患部の熱を奪い去り
➡ アンモニア・メントール・カンフルの気化
血行促進
➡ トウガラシチンキ・メントール・カンフルの熱感・冷感刺激
消炎作用
➡ サリチル酸の抗炎症作用
それぞれの成分を特徴に書かれている分に当てはめるとこんな感じになります
こうやって当てはめると幅広い効能に納得出来なくもないです
アンモニア水が何故虫刺されに効くと言われているかですが、これまた諸説あり
● アンモニアには毒液中の酸の中和や蛋白成分を分解する働きがある
● アンモニアによる局所刺激で痒みなどの伝達を抑制する
この2つが今のところ有力ですが、金冠堂㈱さんは後者と考えていると言うことです
因みに、前者はアンモニア水が効果を発揮できる毒はアリの毒素(蟻酸)に対してだけと現在は考えられており、ハチなどの毒を中和したり蛋白を変性させる力はないとされています
更に言えば、アンモニアは皮膚に吸収されにくく、仮にハチの毒素に効果があったとしても毒針によって注入された毒素まで到達しにくいという欠点があります
昔はハチに刺されたら消毒と抗炎症のためにおしっこをかけると良いと言われていましたが100%都市伝説です(さすがに現在やっている人はいないですよね(;´・ω・))
※排出されたばかりの尿の中にはアンモニアは含まれておらず細菌感染の危険性もあります
虫刺されの効能のある医療用アンモニア水の注意書きには「刺激作用を有するので、長期間又は同一部位に反復しないこと」と書かれています
(虫刺されに使用する場合は原液を5~10倍に希釈します)
反復しないことと書かれているにも関わらず、キンカンのHPには「乾かしては塗り、乾かしては塗って下さい」これを1日に5~6回繰り返してくださいと書かれています
何と医療用とOTC医薬品が全く逆のことを言っていますΣ(・ω・ノ)ノ!
このことについて金冠堂㈱さんに追及したところ
キンカンは溶剤にアルコールを使用し、気化しやすい設計となっているため、アンモニアが皮膚上に留まる時間が短くなるようになっています
よって、通常の使用に置いて、接触性皮膚炎が起こる可能性は低くなっています
とのことでした
可能性が低いということは、0ではないということなので皮膚が敏感な人やむやみやたらにつけまくるという人は注意した方が良さそうです
雑学ですが、実はキンカンには現在ある効能の他に「火傷・神経痛・リウマチ・しもやけ・皮膚炎(水虫・いんきん・あせもなど)・切り傷」と言うものがありました
昔は今よりも万能薬だったみたいですが、効能の再評価で現在のものになったみたいです
そりゃ刺激性のものを水虫・いんきん・あせも・切り傷なんかに塗れば絶叫もの間違いなしです( ̄д ̄)
掻きむしりによる二次被害を防ぐためにも、現在はステロイド成分が主流ですが実は金冠堂㈱さんからもステロイド配合のものが発売されています
金冠堂㈱HPより引用(キンカンピラック)
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル | 1.5mg |
クロタミトン | 50mg |
アラントイン | 2mg |
リドカイン | 10mg |
イソプロピルメチルフェノール | 1mg |
キンカンと同じく昔からある万能薬なのが「オロナイン」です
大塚製薬㈱HPより引用(オロナインH軟膏)
配合成分は至ってシンプルで
クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%):10mg
効能を見る限りでは「皮膚の症状なら虫刺され以外何でも来い!」です
水虫・たむし・いんきん・しらくもは白癬菌が原因で起こる症状ですが、本当に白癬菌に対して抗菌効果があるのでしょうか?
そのことを検証するのに一番分かりやすい例が「メモA」と言う商品です
エスエス製薬㈱HPより引用(メモA)
クロルヘキシジングルコン酸塩液 | 10mg |
ジブカイン塩酸塩 | 3mg |
アラントイン | 10mg |
トコフェロール酢酸エステル | 1mg |
酸化亜鉛 | 50mg |
実は、オロナインH軟膏に他成分を配合したメモAには白癬菌に対する効能効果が認められていません
(キズ薬として出したかったから敢えて承認を取らなかった可能性もアリ)
何故このような不可解なことが起こったかは定かではありませんが
「オロナインH軟膏」が発売された当初(1953年)はまだ白癬菌に対して現在ほど特効薬もなく、クロルヘキシジングルコン酸でも白癬菌の効能として謳って良いですよくらいのノリだったのかもしれません
もしかしたら「オロナインH軟膏」を新規で再申請した場合、白癬菌に対する効能効果が認められずに効能から消えることもありえます
㊟OTC医薬品の申請は配合成分を大きく変更したり副作用などで見直されない限り、一度でも過去に承認されるとなかなか変わらないと言う裏の一面があります
ちなみに医療用医薬品であるクロルヘキシジングルコン酸塩液剤である「5%ヒビテン液」の添付文書には「真菌類の多くに抗菌力を示すが、全体的に細菌類よりも抗菌力は弱い」と書かれています
一応白癬菌に対する抗菌力はあるということなので、オロナインH軟膏を信じるかメモAを信じるかは使う人次第です
㊟オロナインH軟膏以外にもクロルヘキシジングルコン酸を含む商品で効能に水虫があるものがありますが、あくまでも補助的に入っているのであって主力になる抗菌成分は他に配合されています
クロルヘキシジンで水虫が治ったとしても、深部の白癬菌までは殺菌する力が頼りないので見た目が治ったからと言って油断は禁物です
水虫を本当に治したいと思うならしっかりとした抗菌力のある第三世代抗真菌薬配合のものを塗ることをオススメします
キンカンもオロナインH軟膏も今も昔も変わらず需要があることは確かなので効く人には効くと言う結論です(成分として効く効かないは別として)
現に、「キンカンしか効かない」「オロナインしか効かない」と指名買いする人も少なくないです(。-`ω-)
持病をお持ちの方・併用薬のある方・妊娠又は授乳中の方・過去にアレルギーを起こしたことのある方はOTC医薬品購入前に担当医師又は薬剤師にご相談下さい
記事が役に立ったと思ったらブログランキングのバーナー(右側)をクリック ➡
読み逃げなんて寂しいことしちゃダメですよ<(`^´)>
ご意見・ご質問がある場合は、右側専用フォームからお願いしますm(__)m
拍手ページからご質問を頂いても回答が出来ませんΣ(゚Д゚)!

カスタム検索
Profile
HN:
登録販売者(バイト) No.38493
性別:
男性
職業:
SUGI Pharmacy No.123
自己紹介:
★Blogの目的★
●OTC医薬品の
➡正しい使い方を広める
➡疑問点を解消する
手軽に利用できるように無料で提供
...その変わりと言っては何ですが
●留学費用を稼ぐ
➡クリック型
アフィリエイト設置
●Google Adsense
●忍者AdMax
★応援よろしくお願いします★
★Blogの目的★
●OTC医薬品の
➡正しい使い方を広める
➡疑問点を解消する
手軽に利用できるように無料で提供
...その変わりと言っては何ですが
●留学費用を稼ぐ
➡クリック型
アフィリエイト設置
●Google Adsense
●忍者AdMax
★応援よろしくお願いします★
Access Count
Calendar
Category
Search
GoogleAdsense
忍者AdMax
ご意見・ご質問 専用フォーム
Notice
8/19 和光堂㈱様ご指摘
●植物性のシッカロール
シッカロールキュア➡ナチュラル
8/19 田辺三菱㈱様ご指摘
●プレドニゾ ロン吉草酸エステル酢酸エステル
Strong Class➡Medium Class
●フルコートF
蜂の毒に対する抗生物質の記述を削除
8/20 明治㈱様ご要望
●製品画像の削除
8/20 味の素㈱様ご要望
●画像下に引用先を記述
➡全ての画像下に〇〇㈱HPより引用を記述
8/22 小林製薬㈱様ご要望
●製品画像の削除
8/26 武田薬品工業㈱様ご指摘
●製品(アリナミンR)画像の変更
●植物性のシッカロール
シッカロールキュア➡ナチュラル
8/19 田辺三菱㈱様ご指摘
●プレドニゾ ロン吉草酸エステル酢酸エステル
Strong Class➡Medium Class
●フルコートF
蜂の毒に対する抗生物質の記述を削除
8/20 明治㈱様ご要望
●製品画像の削除
8/20 味の素㈱様ご要望
●画像下に引用先を記述
➡全ての画像下に〇〇㈱HPより引用を記述
8/22 小林製薬㈱様ご要望
●製品画像の削除
8/26 武田薬品工業㈱様ご指摘
●製品(アリナミンR)画像の変更
画像元企業様