ここ最近一気に涼しくなり、秋を感じるようになりました
それに伴ってカゼ引きさんも徐々に増えてきています(; ^ω^)
カゼ薬コーナーに行くと棚一杯に敷き詰められた多くのOTC市販薬がありますが、誰しもどれを選んだら良いのか悩んだことがあると思います
そんな時、パッケージを見て選んだり裏の効能の順番で選んだりと言う人がほとんどだと思いますが、必ずしもそれがBESTな選択ではない時があります
と言うのも、パッケージのキャッチフレーズや効能の順番は、成分内容で認められている範囲内であれば「こう書きなさい」と言う決まりはありません
そのため、メーカー側が独自に考えて設定しているためパッケージを購入の決め手にすると100%必要なものを選ぶことが出来ない場合があります
▼メーカー側も売れなきゃ意味がないので全く見当違いなことは書かないですが...
成分を見てカゼ薬を選べるようになると、パッケージで選ぶよりも適切にカゼ薬を選べるようになります
カゼ薬(総合感冒薬)には、解熱鎮痛成分を筆頭に抗ヒスタミン成分・抗コリン成分・鎮咳成分・去痰成分・抗炎症成分などが入っています
★解熱鎮痛成分は必ず入れなければいけない
中には、漢方処方・生薬・ビタミン類・制酸成分などを入れて他社の商品と差別化をしているものもあります
カゼには現在出ている症状を抑える対症療法が基本で、カゼは複数の症状が同時に現れることが多いため総合感冒薬を使うことがほとんどです
しかし、症状が複数でない場合副作用やカラダへの負担を減らすという観点から「解熱鎮痛薬」「鼻炎薬」「咳止め薬」「去痰薬」を使うという選択肢もあります
そのため成分にはどのようなものがあるのか、どの成分がどの症状に効くのかを覚えておくことは非常に重要なことです
解熱鎮痛成分は前回説明したので、今回は抗ヒスタミン成分と抗コリン成分を説明します
そもそも抗ヒスタミン成分と抗コリン成分って何Σ(・ω・ノ)ノ!?だと思いますが鼻炎症状に対しての場合で言えば...
◆抗ヒスタミン成分
➡鼻粘膜の受容体に作用したヒスタミンを阻害し、
知覚神経受容体をブロックすることで鼻炎症状を緩和
何のこっちゃとなりますね(;´・ω・)!要は鼻炎症状に効く成分ということです
◆抗コリン成分
➡アセチルコリンの受容体の機能発現を抑制し、
くしゃみ・鼻水分泌を抑制
こちらも何のこっちゃですねΣ(;´・ω・)!...アセチルコリンが働くと、鼻腺からの鼻汁分泌が促進されますが、この作用をブロックするので鼻水が止まります
そもそもなぜ鼻水が出たりくしゃみが出たり鼻づまりが起こったりするか考えたことはありますか?
カゼウィルスが鼻の粘膜に感染すると、これを異物と感知してヒスタミンが分泌されます(花粉症の場合も同じ)
その後ヒスタミンが...
くしゃみ中枢を刺激すると... ➡ くしゃみ
知覚神経を刺激(副交感神経の興奮)すると... ➡ 鼻水
血管が拡張し鼻腔が狭くなると... ➡ 鼻づまり
本来、これらの鼻炎症状は、異物を体内に入れないようにする正常な生理機能なんですが、過度に反応してしまった結果、気になる症状として現れます
▼張り切り過ぎて空回りしてしまうという人をイメージしてみると分かりやすいですね
★交感神経…心身を活発にする / 副交感神経…心身を休め回復させる
抗ヒスタミン・抗コリンを使用するとカラダの中では副交感神経が抑えられるので...
唾液が減少➡口渇 腸の運動抑制➡便秘 瞳孔が拡大➡まぶしいという形で副作用が起こります
★この他にも排尿困難・緑内障の診断を受けた人は服用注意!
メカニズムを難しく考えると複雑ですが、成分の作用・副作用を表で見てみると分かりやすいかなと思います
身体の防御反応で副交感神経が優位になっているのに、クスリの作用で無理やり交感神経側に傾けてしまうため、様々な不調が生まれます(* ̄д ̄*)
抗コリン成分は鼻水はしっかりと止めてくれる一方で、唾液量が減って口渇が起こった結果、のどを痛めてしまうことがあるため注意が必要な成分です
ヒスタミンは悪いやつと誤解をしがちですが、中枢神経系で覚醒や興奮に関係している大切なもので、抗ヒスタミンが中枢に入ってしまうと眠気が出たりボーッとしたりというカゼ薬で最も有名な副作用が現れます
★ジフェンヒドラミン塩酸塩が最も移行率が高い(乳汁への移行率も然り)
ジフェンヒドラミンの強い眠気を利用して睡眠改善薬として売り出すんだから製薬会社さんも抜け目がないですよね...( - ω - )
OTC医薬品の総合感冒薬で一般的に使われている抗ヒスタミン・抗コリン成分はこんな感じのものが良く使われています
ちなみに抗ヒスタミン成分を見るとd-クロルフェニラミンだったりdl-クロルフェニラミンだったりdもdlもついていないと言うのを気付いたことはありませんか?
このd体とl体は光学異性体と呼ばれていて、クロルフェニラミンはd体とl体が混ざった状態で製造されます
▼この2つは鏡に映したような関係で対となっています
この2つの関係性は、d体のみが薬効としては有効でl体はd体の作用を邪魔しているという状態です
この製造された時の状態がdl-クロルフェニラミンマレイン酸
l体を取り除いたのがd-クロルフェニラミンマレイン酸です
邪魔なl体がなくなったd-クロルフェニラミンマレイン酸は、dl体の時と比べて作用は約2倍となり副作用は少なくなります
★dl体でd体と同じ効果を得る場合、2倍量を飲まないといけないことになるため副作用も多くなる
d-クロルフェニラミン 6mg = dl-クロルフェニラミン 12mg
d体もdl体もついていない場合は、dl体の場合がほとんどですが、d体とdl体はそれぞれ1日量が決まっているためそこから判断することも出来ます
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 ➡ 3.5~6mg/日
dl-クロルフェニラミンマレイン酸塩 ➡ 7.5~12mg/日
成分量で判断すると、dl体で書かれている商品の方が効きそうだと誤解を招く恐れがあるため注意です
最もカゼ薬に入っていることが多いこのクロルフェニラミンを基準に他の抗ヒスタミン成分を比較すると
■クレマスチンフマル酸塩 ➡ 持続性が長い
■ジフェニルピラリン塩酸塩 ➡ 効果が高い
■ジフェンヒドラミン塩酸塩 ➡ 眠気が強い
■カルビノキサミンマレイン酸塩 ➡ 即効性がある
■メキタジン ➡ 持続性が高く眠気が弱い
ちなみに第1世代よりも第2世代の方が副作用は少ないですが、即効性は第1世代の方が期待できます
鼻水をどうしてもすぐに止めたいと言う場合は、抗ヒスタミン成分と抗コリン成分が配合されたものを選ぶと良いでしょう
持病をお持ちの方・併用薬のある方・妊娠又は授乳中の方・過去にアレルギーを起こしたことのある方はOTC医薬品購入前に担当医師又は薬剤師にご相談下さい
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それに伴ってカゼ引きさんも徐々に増えてきています(; ^ω^)
カゼ薬コーナーに行くと棚一杯に敷き詰められた多くのOTC市販薬がありますが、誰しもどれを選んだら良いのか悩んだことがあると思います
そんな時、パッケージを見て選んだり裏の効能の順番で選んだりと言う人がほとんどだと思いますが、必ずしもそれがBESTな選択ではない時があります
と言うのも、パッケージのキャッチフレーズや効能の順番は、成分内容で認められている範囲内であれば「こう書きなさい」と言う決まりはありません
そのため、メーカー側が独自に考えて設定しているためパッケージを購入の決め手にすると100%必要なものを選ぶことが出来ない場合があります
▼メーカー側も売れなきゃ意味がないので全く見当違いなことは書かないですが...
成分を見てカゼ薬を選べるようになると、パッケージで選ぶよりも適切にカゼ薬を選べるようになります
カゼ薬(総合感冒薬)には、解熱鎮痛成分を筆頭に抗ヒスタミン成分・抗コリン成分・鎮咳成分・去痰成分・抗炎症成分などが入っています
★解熱鎮痛成分は必ず入れなければいけない
中には、漢方処方・生薬・ビタミン類・制酸成分などを入れて他社の商品と差別化をしているものもあります
カゼには現在出ている症状を抑える対症療法が基本で、カゼは複数の症状が同時に現れることが多いため総合感冒薬を使うことがほとんどです
しかし、症状が複数でない場合副作用やカラダへの負担を減らすという観点から「解熱鎮痛薬」「鼻炎薬」「咳止め薬」「去痰薬」を使うという選択肢もあります
そのため成分にはどのようなものがあるのか、どの成分がどの症状に効くのかを覚えておくことは非常に重要なことです
解熱鎮痛成分は前回説明したので、今回は抗ヒスタミン成分と抗コリン成分を説明します
そもそも抗ヒスタミン成分と抗コリン成分って何Σ(・ω・ノ)ノ!?だと思いますが鼻炎症状に対しての場合で言えば...
◆抗ヒスタミン成分
➡鼻粘膜の受容体に作用したヒスタミンを阻害し、
知覚神経受容体をブロックすることで鼻炎症状を緩和
何のこっちゃとなりますね(;´・ω・)!要は鼻炎症状に効く成分ということです
◆抗コリン成分
➡アセチルコリンの受容体の機能発現を抑制し、
くしゃみ・鼻水分泌を抑制
こちらも何のこっちゃですねΣ(;´・ω・)!...アセチルコリンが働くと、鼻腺からの鼻汁分泌が促進されますが、この作用をブロックするので鼻水が止まります
そもそもなぜ鼻水が出たりくしゃみが出たり鼻づまりが起こったりするか考えたことはありますか?
カゼウィルスが鼻の粘膜に感染すると、これを異物と感知してヒスタミンが分泌されます(花粉症の場合も同じ)
その後ヒスタミンが...
くしゃみ中枢を刺激すると... ➡ くしゃみ
知覚神経を刺激(副交感神経の興奮)すると... ➡ 鼻水
血管が拡張し鼻腔が狭くなると... ➡ 鼻づまり
本来、これらの鼻炎症状は、異物を体内に入れないようにする正常な生理機能なんですが、過度に反応してしまった結果、気になる症状として現れます
▼張り切り過ぎて空回りしてしまうという人をイメージしてみると分かりやすいですね
交感神経優位 | 作用部位 | 副交感神経優位 |
分泌減少 | 消化液 | 分泌増加 |
運動抑制 | 胃・腸 | 運動亢進 |
収縮 | 血管 | 拡張 |
上昇 | 血圧・脈拍 | 低下 |
- | 鼻水 | 増加 |
拡大 | 瞳孔 | 収縮 |
拡張 | 気管支 | 収縮 |
分泌 | 汗腺 | - |
拡張 | 膀胱 | 収縮(排尿) |
少なく濃い | 唾液腺 | 多く薄い |
- | 涙腺 | 分泌 |
抗ヒスタミン・抗コリンを使用するとカラダの中では副交感神経が抑えられるので...
唾液が減少➡口渇 腸の運動抑制➡便秘 瞳孔が拡大➡まぶしいという形で副作用が起こります
★この他にも排尿困難・緑内障の診断を受けた人は服用注意!
メカニズムを難しく考えると複雑ですが、成分の作用・副作用を表で見てみると分かりやすいかなと思います
身体の防御反応で副交感神経が優位になっているのに、クスリの作用で無理やり交感神経側に傾けてしまうため、様々な不調が生まれます(* ̄д ̄*)
抗コリン成分は鼻水はしっかりと止めてくれる一方で、唾液量が減って口渇が起こった結果、のどを痛めてしまうことがあるため注意が必要な成分です
ヒスタミンは悪いやつと誤解をしがちですが、中枢神経系で覚醒や興奮に関係している大切なもので、抗ヒスタミンが中枢に入ってしまうと眠気が出たりボーッとしたりというカゼ薬で最も有名な副作用が現れます
★ジフェンヒドラミン塩酸塩が最も移行率が高い(乳汁への移行率も然り)
ジフェンヒドラミンの強い眠気を利用して睡眠改善薬として売り出すんだから製薬会社さんも抜け目がないですよね...( - ω - )
OTC医薬品の総合感冒薬で一般的に使われている抗ヒスタミン・抗コリン成分はこんな感じのものが良く使われています
成分名 | |
第1世代抗ヒスタミン成分 | クロルフェニラミンマレイン酸塩 |
クレマスチンフマル酸塩 | |
カルビノキサミンマレイン酸塩 | |
ジフェンヒドラミン塩酸塩 | |
ジフェニルピラリン塩酸塩 | |
第2世代抗ヒスタミン成分 | メキタジン |
抗コリン成分 | ヨウ化イソプロパミド |
ベラドンナ総アルカロイド | |
ロートエキス |
ちなみに抗ヒスタミン成分を見るとd-クロルフェニラミンだったりdl-クロルフェニラミンだったりdもdlもついていないと言うのを気付いたことはありませんか?
このd体とl体は光学異性体と呼ばれていて、クロルフェニラミンはd体とl体が混ざった状態で製造されます
▼この2つは鏡に映したような関係で対となっています
この2つの関係性は、d体のみが薬効としては有効でl体はd体の作用を邪魔しているという状態です
この製造された時の状態がdl-クロルフェニラミンマレイン酸
l体を取り除いたのがd-クロルフェニラミンマレイン酸です
邪魔なl体がなくなったd-クロルフェニラミンマレイン酸は、dl体の時と比べて作用は約2倍となり副作用は少なくなります
★dl体でd体と同じ効果を得る場合、2倍量を飲まないといけないことになるため副作用も多くなる
d-クロルフェニラミン 6mg = dl-クロルフェニラミン 12mg
d体もdl体もついていない場合は、dl体の場合がほとんどですが、d体とdl体はそれぞれ1日量が決まっているためそこから判断することも出来ます
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 ➡ 3.5~6mg/日
dl-クロルフェニラミンマレイン酸塩 ➡ 7.5~12mg/日
成分量で判断すると、dl体で書かれている商品の方が効きそうだと誤解を招く恐れがあるため注意です
最もカゼ薬に入っていることが多いこのクロルフェニラミンを基準に他の抗ヒスタミン成分を比較すると
■クレマスチンフマル酸塩 ➡ 持続性が長い
■ジフェニルピラリン塩酸塩 ➡ 効果が高い
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ちなみに第1世代よりも第2世代の方が副作用は少ないですが、即効性は第1世代の方が期待できます
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●植物性のシッカロール
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8/19 田辺三菱㈱様ご指摘
●プレドニゾ ロン吉草酸エステル酢酸エステル
Strong Class➡Medium Class
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蜂の毒に対する抗生物質の記述を削除
8/20 明治㈱様ご要望
●製品画像の削除
8/20 味の素㈱様ご要望
●画像下に引用先を記述
➡全ての画像下に〇〇㈱HPより引用を記述
8/22 小林製薬㈱様ご要望
●製品画像の削除
8/26 武田薬品工業㈱様ご指摘
●製品(アリナミンR)画像の変更
●植物性のシッカロール
シッカロールキュア➡ナチュラル
8/19 田辺三菱㈱様ご指摘
●プレドニゾ ロン吉草酸エステル酢酸エステル
Strong Class➡Medium Class
●フルコートF
蜂の毒に対する抗生物質の記述を削除
8/20 明治㈱様ご要望
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8/20 味の素㈱様ご要望
●画像下に引用先を記述
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8/22 小林製薬㈱様ご要望
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8/26 武田薬品工業㈱様ご指摘
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